“検察官”名乗る男のニセ電話「出金理由は孫へのピアノ代と答えよ」1690万円だまし取られる 80歳の女性が被害 福岡

検察官を名乗る男からのウソ電話の内容を信じ込み、福岡県太宰府市の女性が現金1690万円をだまし取られていたことがわかりました。 筑紫野警察署によりますと4月2日、太宰府市の女性(80)宅の固定電話に「松江の検察庁検察官」を名乗る男から電話があり、「あなたの名前で松江の銀行に口座が作られ、その口座で詐欺の被害金6850万円のやりとりがされている」「犯人は捕まえており、その犯人は被害金の1割をあなたに渡したと言っているが、その事実はありますか」などと言われ、その後SNSへ誘導されました。 SNSアプリの通話機能でその男から「受けとっていない証明のために預金を調べる必要がある」「預金している銀行と残高を教えてください」などと言われたため、女性は預金残高を答えたところ、男からさらに「金融機関で出金理由を聞かれた際には孫へのピアノ代、夫の借金返済と答えてください」と言われました、 さらに、最寄りの銀行へ通話状態のまま行くよう指示され、女性は誰にも相談できないままこの日から4月9日にかけて5回にわたり現金合計1690万円を指定の口座に振り込み、だまし取られたということです。 警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに、 ▽電話で「お金」はすべて詐欺!すぐに相談!110番! ▽電話の相手が警察などの公的機関等を名乗って「逮捕される」「このことは誰にも話してはいけない」は、不安にさせるための脅し文句です ▽警察官が「捜査のためにお金を送金させること」はありません などと注意を呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする