アカハラ:千葉大、男性助教を戒告処分 /千葉
毎日新聞 2010年2月23日 地方版
千葉大は22日、複数の院生にアカデミック・ハラスメントをしたとして、大学院工学研究科の30代の男性助教を戒告処分にした。千葉大でアカハラでの処分は初めて。
千葉大によると、助教は07年春〜08年秋ごろの約1年半、毎日のように長時間説教したり、悪ふざけを強要するなどした。説教は3時間以上にわたることもあったという。また、週に数回、院生らを深夜から朝方にかけて食事やビリヤード、カラオケに強制的に連れて行ったり、精神的な疾患を抱える学生に「あいつはもう研究できない」と配慮を欠いた言動をした。少なくとも院生2人が登校できなくなった。
08年12月、院生が被害を申し立て発覚した。千葉大は「極めて遺憾。ハラスメントのない大学づくりを目指す」とコメントした。【倉田陶子】