学習塾小6刺殺、塾に9900万円の賠償命令

学習塾小6刺殺、塾に9900万円の賠償命令
2010年3月31日16時56分配信 読売新聞

 京都府宇治市の学習塾「京進」で2005年12月、塾生の小学6年堀本紗也乃さん(当時12歳)がアルバイト講師の男に刺殺された事件で、紗也乃さんの両親が京進に慰謝料など計約1億3000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、京都地裁であった。

 松本清隆裁判長は「営業時間中に講師が生徒を殺害した事案」として京進の使用者責任を認め、約9900万円の支払いを命じた。

 原告側は訴訟で「男は紗也乃さんに叱責(しっせき)を繰り返すなど異常な行動を取っていたのに、京進は調査せずに事件を未然に防止する機会を逸した」と主張。京進側は法的責任を認めたうえで、「男の殺害計画に気づくのは困難で、故意に犯罪行為を犯した男とは責任が異なる」として賠償額の程度を争っていた。

 判決によると、紗也乃さんは05年12月10日、塾の教室で、同志社大生でアルバイト講師だった萩野裕受刑者(27)(殺人罪などで懲役15年の判決確定)に首を包丁で突き刺されるなどして失血死した。

 判決を受け、京進は「中立公正な判断と受け止め、判決に従いたい。事件を忘れず、全社一丸となって安全対策により一層取り組む」とコメントした。

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