「評価低いから」担当授業減少 元塾講師の敗訴確定

「評価低いから」担当授業減少 元塾講師の敗訴確定
2010年4月28日19時48分 朝日新聞

 授業数を減らされ、雇用契約が更新されなかったのは違法だとして、大手予備校「河合塾」の元非常勤講師の男性が河合塾に地位確認や慰謝料の支払いを求めた訴訟の上告審判決で最高裁は27日、慰謝料350万円の支払いを命じた二審・福岡高裁判決を取り消し、請求をすべて退けた。第三小法廷(田原睦夫裁判長)は「授業数を減らされた主な理由は受講生の評価が低かったためで、経営上やむを得なかった」と述べた。元講師の敗訴が確定した。

 判決によると、元講師は1981年4月から25年間、1年契約を繰り返しながら福岡校などで勤務した。塾側は2005年12月、生徒数の減少や生徒からの評価の低迷を理由に、週7コマから4コマへの授業数削減を元講師に打診。元講師は塾側に06年度分の契約書を提出せず、05年度末で契約が終了した。

 09年5月の二審判決は「河合塾の理不尽な対応で、元講師は精神的苦痛を受けた」と述べ、請求をいずれも棄却した一審・福岡地裁判決を変更していた。

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