提訴:「懲戒免職は違法」 鳥取城北高の元副校長、取り消し求め /鳥取

提訴:「懲戒免職は違法」 鳥取城北高の元副校長、取り消し求め /鳥取
毎日新聞 2010年10月21日(木)15時35分配信

 鳥取城北高校(鳥取市西品治)の元副校長が20日、校長らに退職を迫られ、断ると不当に懲戒免職されたとして、処分取り消しと慰謝料など約1040万円の支払いを求める訴訟を鳥取地裁に起こした。
 訴状によると、元副校長は今年1月、事務局長から退職を促され、断ると渡樌由章校長から「あつかましい」と退職を強要された。副校長は今月12日、臨時理事会で個人情報漏えいを理由に懲戒処分を受けた。諭旨免職だったが、同14日までに退職しない場合は懲戒免職とするとの内容で、副校長は退職せず懲戒免職となったという。
 副校長は「個人情報とは、退職を迫られ、相談した元県議に渡した文書のこと。退職を強要された際の会話や、他の教職員に対する校長の不当な言動などが書かれていたが、個人情報ではない」などと主張。懲戒処分は違法としている。
 渡樌校長は「退職強要はしていない。管理職の任期は2年という内規に沿い、後進に道を譲ってくれといっただけ。懲戒処分の理由は、学校に対する信用失墜、背信行為が内規に抵触したこと」と全面的に反論している。【遠藤浩二】

10月21日朝刊

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