勤務中に北教組文書ファクス、小学校職員を戒告

勤務中に北教組文書ファクス、小学校職員を戒告
読売新聞 2010年10月20日(水)23時17分配信

 北海道教育委員会は20日、勤務時間中に北海道教職員組合(北教組)の連絡文書をファクスで送信したなどとして、新冠町の小学校に勤務する男性事務職員(57)を戒告の懲戒処分とした。

 道教委では今年3月以降、教職員の勤務時間中の組合活動などの実態調査を進めてきたが、一連の調査で処分者が出たのは初めて。

 道教委によると、男性職員は、北教組の新ひだか町支会の役員を務めていた今年2月、学校のファクスを使って町内の各小中学校に組合関係の文書を送ったほか、休暇届などの手続きをとらないまま、勤務先の小学校で2009年度中に15回にわたり、支会役員の会議を開催するなどの組合活動を続けたという。

 道教委では、一連の行為は地方公務員法違反にあたると判断し、処分に踏み切った。現在、全道で実施した調査の内容を精査しており、違法行為と確認されれば処分する方針。

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