教諭2人を停職、減給処分県教育長「規律の徹底」通達

教諭2人を停職、減給処分県教育長「規律の徹底」通達
2010年10月23日 読売新聞

 県教委は22日、JR東北線内で女性の体に触ったとして書類送検された多賀城市立城南小の深沢敏一教諭(59)を停職12か月、部活動指導手当を不正に受給した県立高の男性教諭(45)を減給3か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。深沢教諭は22日付で退職した。

 県教委などによると、深沢教諭は8月28日夕、JR東北線の車内で、隣に座っていた20歳代の女性の太ももを触った疑い。仙台東署は9月中旬、深沢教諭を県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検した。深沢教諭は容疑を認めているという。

 男性教諭は休日に部活動を指導したように装い、4〜7月分の部活動指導手当計5万5200円を不正に受給。校長の指摘で発覚し、19日付で全額返金した。

 今年度の県内の教職員の処分は8件(11人)に上り、昨年度の11件(12人)を上回る勢いだ。県教委の小林伸一教育長は22日、「県民に誠に申し訳ない。信頼回復に向け、全力で必要な措置を講じる」と陳謝。21日付で全県立校と関係機関に、服務規律の徹底を求める通達を出したとした。

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