教え子に淫行 道と町に440万円賠償命令 釧路地裁判決

教え子に淫行 道と町に440万円賠償命令 釧路地裁判決
(2010/10/27 16:19)北海道新聞

 【釧路】釧路管内の町立中学校教諭(41)から性行為を強いられたとして、教え子の女子生徒と両親が教諭と道、町に約1億2900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、釧路地裁であった。小西洋裁判長は道と町に440万円を支払うよう命じた。

 教諭は2004年6月から06年2月にかけ、校舎内や自宅で女子生徒と繰り返し性行為をしたとして、児童福祉法違反(淫行(いんこう))の罪で懲役2年6カ月、強制わいせつの罪で懲役1年2カ月の実刑判決を受けた。同年4月に懲戒免職されている。

 判決理由で、小西裁判長は「淫行の大部分は授業時間中やその前後に校舎内で行われており、職務上行われたのは明らか」として、国家賠償法に基づき道と町の責任を認めた。元教員個人の責任については「公務員が職務上、違法に損害を与えた場合は個人は責任を負わない」として請求を退けた。

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道などに440万賠償命令、中学教諭の性的暴行訴訟
2010.10.28 ZAKZAK

 北海道釧路地方の中学教諭から性的暴行を受け心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったなどとして、被害女性と両親が道と地元自治体、教諭だった男に約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、釧路地裁は27日までに、道と地元自治体に計440万円を支払うよう命じた。

 訴状などによると、女性は中学生だった2004年4月〜06年2月、通っていた中学の校内や自宅で、教諭から数百回に及び性的暴行を受けた。

 判決で小西洋裁判長は、暴行の場所や時間などから中学教諭の職務上の行為と認定した上で、国家賠償法に基づき道と地元自治体の責任を認め、元教諭への請求は退けた。PTSDと暴行の因果関係は認めなかった。

 道教育庁は「判決内容を十分検討し、地元自治体と協議の上、判断する」とコメントを出した。

 元教諭は06年2月に道青少年保護育成条例違反容疑で逮捕、懲役3年8月の実刑が確定した。

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教え子にわいせつ行為繰り返す、中学教師を懲戒免職
教え子の女子生徒に校内などでいかがわしい行為を繰り返したとして、北海道教育委員会は26日、釧路町雁来、中学校教諭佐藤吉浩被告(37)(強制わいせつ罪などで起訴)を懲戒免職にした。
道教委によると、佐藤被告は、2004年4月から今年2月にかけて、学校の図書室や女子生徒の自宅、乗用車内などでみだらな行為を繰り返し、、別の女子生徒の下着の中に手を入れるなどした。
佐藤被告は同月、道青少年保護育成条例違反の疑いで道警に逮捕され、児童福祉法違反と強制わいせつ罪で起訴された。
(読売新聞) – 2006年4月26日22時45分更

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