小学教諭、はねた児童置き去り…2日後に出頭

小学教諭、はねた児童置き去り…2日後に出頭
読売新聞 2011年3月9日(水)7時4分配信

 堺市南区の市立美木多小の駐車場で、2年生の男子児童(7)を車ではねて軽傷を負わせながら置き去りにしたとして、南堺署は8日、同小の村岡絹子教諭(53)を自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄の疑いで大阪地検堺支部に書類送検した。

 村岡教諭は、置き去りにした2日後に同署に出頭、「大変なことをして怖くなった」と供述しているという。市教委は懲戒処分する方針。

 発表などによると、村岡教諭は昨年12月22日午後4時40分頃、駐車場内で遊んでいた児童に気付かず、乗用車を発進。「痛い、痛い」との泣き声で、はねたことを知り、児童のわきを抱えて数十メートル先の学童保育の教室前に連れて行って寝かせたが、救護措置を取らずに帰宅した疑い。児童は、背中や腹に5日間の擦り傷。

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<書類送検>小学校教諭が校内で児童はね逃走 当初否認 堺
毎日新聞 2011年3月8日(火)23時4分配信

 大阪府警南堺署は8日、勤務する小学校の敷地内で児童をはねて走り去ったとして、堺市立美木多小学校の教諭(53)=堺市南区=を、自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄の容疑で地検堺支部に書類送検した。容疑を認めている。同署は「公道であれば道交法違反(ひき逃げ)容疑にあたり悪質だ」としている。

 送検容疑は、昨年12月22日午後4時40分ごろ、堺市南区鴨谷台1丁、美木多小の敷地内で、駐車場から乗用車を運転して帰宅しようとして発進した際、同校の小学2年生の男児(8)をはね、打撲やすり傷など軽傷を負わせたが、放置したとしている。直後、男児を抱きかかえて校舎出入り口付近まで連れて行き、そのまま置いて帰宅したという。教頭が男児を見つけ119番通報した。この教諭は堺市教委の調査に「男児が車の前にしゃがんでいて見えなかった」と説明したという。

 南堺署によると、男児は病院で容疑者として、教諭の写真を指さしたが、この教諭は当初「知らない」と否認。2日後に容疑を認め、「子どもの泣き声がしたので車を止めたら、男児が倒れていた。気が動転してしまった」と供述しているという。
 市教委によると、教諭は教師歴29年。これまで勤務態度に問題なかったという。一方、男児のけがは治ったが、車を見ると「怖い」と言い、毎月カウンセリングをしているという。

 堺市は教職員のマイカー通勤を原則禁止している。教諭は公共交通機関を使っても通勤に時間がかかるなどの理由で認められていた。

 堺市教委の石井雅彦教育次長は8日、記者会見で「現職教諭による前例のない、あってはならない不祥事。市民の信頼を損ねたことをおわびします」と陳謝し、「事実に基づいて厳正に対処する」としている。【山田英之】

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児童をひいて逃げた女性教諭を書類送検 保護責任者遺棄容疑などで
産経新聞 2011年3月8日(火)20時50分配信

 勤務先の堺市立美木多小学校(堺市南区)の敷地内で、同校2年の男児(8)を車ではね、軽傷を負わせながら放置したとして、大阪府警南堺署は8日、自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄容疑で、女性教諭(53)を書類送検した。同署によると、教諭は「気が動転して正しい判断ができなかった」と容疑を認めているという。

 送検容疑は昨年12月22日午後4時40分ごろ、帰宅するため学校敷地内に駐車していた乗用車を発進させた際、前にしゃがんで遊んでいた男児をはねた後、倒れた男児を約20メートル離れた校舎の出入り口まで引きずって運び、救護せずに放置したとしている。

 同署によると、教諭は男児に「病院に連れて行ってもらいなさい」と言い、車で帰宅。その後、校舎内にいた学童保育の指導員が男児を発見、119番した。男児は腹や背中に全治5日間の軽傷で、証言から女性教諭が浮上。同署の調べに対し、当初は「事故は起こしてない」と否認していたが、2日後になって「大変なことをしてしまった」と容疑を認めたという。

 現場が学校内で道交法の適用外のため、同署は道交法違反(ひき逃げ)ではなく保護責任者遺棄容疑を適用した。

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