ストーカー教諭:甲府市教委、隠蔽校長に文書訓告 「再発防止に努める」 /山梨

ストーカー教諭:甲府市教委、隠蔽校長に文書訓告 「再発防止に努める」 /山梨
毎日新聞 2011年3月26日(土)12時54分配信

 甲府市立中の50代の男性教諭によるストーカー・成績流出問題で、二つの不祥事を把握しながら県教委や市教委に必要な報告をせず隠蔽(いんぺい)した元市教委学校教育課長で、問題の起きた中学の現在の校長(60)に対し、市教委は25日、市教委が行う指導措置で最も重い文書訓告にした。
 市教委によると、校長は同課長だった09年3月、学校からの報告でストーカー問題を把握しながら、県教委に処分を求める報告を行わず、生徒の担任がまとめた被害報告書を紛失させた。さらに同校の校長着任後の同年4月、教諭が顧問を務める卓球部の男子生徒に成績表の処分を手伝わせ、成績が外部流出した問題を調査した際、市教委に報告せず学内でもみ消した。 取材に対し、長谷川義高教育長は「校長の危機管理意識の欠如が原因だ。再発防止に努める」と話した。【中西啓介】

3月26日朝刊

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