県立医大不正経理:科研費1.7億円返還 文科省など6機関に /和歌山
毎日新聞 2011年4月22日(金)12時53分配信
国の科学研究費補助金(科研費)や委託費を巡る不正経理問題で、県立医大(和歌山市)は21日、3月末までに文部科学省など全6機関に総額約1億7594万円を返還したと発表した。同大学が立て替えたため、かかわった教授らから返済させている。
不正額は計約1億3184万円で、加算金・延滞金は約4410万円。会計検査院によると、物品購入時に架空の納品書などを業者に作成させて年度をまたいで金を使えるようプールしたり、虚偽書類を作成して発注とは別の物品を購入し金を過大に交付させたりしていた。 かかわった教授ら51人のうち全額を返済したのは、20日現在19人で約1億円。板倉徹理事長は約4000万円を既に返済した。同大学は教授らと貸付契約を交わし、「遅くとも5年以内に返済を受け、終えたい」としている。
板倉理事長は「長期にわたり県民の皆様に多大な心配をかけました。医療向上に貢献できるよう全学一丸となって取り組みます」とコメントを発表した。【山下貴史】
4月22日朝刊