難聴姉妹に体罰1年間 大津の中学講師
産経新聞 2011年5月27日(金)12時35分配信
大津市内の市立中学校で、難聴学級の担任の男性臨時講師(28)が、聴覚障害を持つ姉妹の生徒の腕や脚をペンでついたり、ひざをけったりするなどの体罰を繰り返していたことが27日、関係者への取材で分かった。同校によると、講師は「行き過ぎた指導だった。申し訳ない」などと謝罪、19日付で依願退職した。
市教委や同校によると、姉妹のうち姉は平成20年4月に、妹は22年4月に、県立聾話(ろうわ)学校から同校の難聴学級にそれぞれ進学。姉はすでに卒業している。男性講師は20年秋ごろから、問題が発覚した昨年10月に姉妹の担任から外されるまで、書き損じやよそ見をしたとして姉妹の腕や脚をペンでついたり、ひざをけったりするなどの体罰を行っていたという。
保護者から抗議を受けて学校側が指導したが改善されず、校長が今月中旬、臨時講師に対して退職を勧告していた。