石狩市が生徒側と和解成立 教諭の暴言認め謝罪 札幌地裁

石狩市が生徒側と和解成立 教諭の暴言認め謝罪 札幌地裁
2011.7.1 23:03 産経新聞

 北海道石狩市の市立中学校に通っていた長女(17)が男性教諭から暴言を受け自傷行為を繰り返したとして、同市の会社役員の男性(42)が市に100万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、札幌地裁(平田晃史裁判官)で和解が成立した。

 男性や市によると、市が暴言を認め「部活動の指導で不適切な行為があった」として男性に謝罪し、再発防止に努める内容。

 男性は訴訟で、ソフトボール部顧問の教諭が平成18〜19年、部員だった長女に対し、部活動中に「おまえはばか」と暴言を吐いたり、頭を平手で殴ったりしたため、長女が手首を切るなどし、自らも精神的苦痛を受けたと訴えていた。

 市側は暴言を認めた上で、体罰の事実や、それらと自傷行為との因果関係を争っていた。

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