懲戒処分:教員・職員4人を 体罰や職場離脱−−大阪市・市教委 /大阪

懲戒処分:教員・職員4人を 体罰や職場離脱−−大阪市・市教委 /大阪
毎日新聞 2011年7月8日(金)12時6分配信

 大阪市と同市教委は7日、生徒に体罰を加えてけがをさせたとして、大正区の市立中学校の男性教諭(29)を停職2カ月とするなど、教員と職員計4人を懲戒処分にしたと発表した。
 市教委によると、この教諭は野球部顧問だった昨年6月、当時3年生の男子生徒に対して、練習態度が悪いことを理由に、ほおを平手で5回たたくなどの体罰を加えた。
 男子生徒は、左耳の鼓膜が破れるなど全治3カ月のけが。「耳が聞こえづらくなった」と後遺症を訴えているという。保護者が府警に被害届を提出、教諭は傷害容疑で書類送検された。
 また、鶴見区の市立小学校の男性教諭(53)は、昨年10月から同12月にかけて、正当な理由のない欠勤や遅刻、職場離脱などの問題行動を計35回繰り返したとして、減給6カ月。
 この他、環境局の男性職員(36歳と49歳)を、それぞれ停職1カ月と減給の懲戒処分にした。市によると、2人は今年4月、住吉区内で家庭ゴミを収集中、ゴミ袋計5袋を通りかかったマンションのゴミ置き場に投棄した。マンションの所有者が職員の姿が映ったビデオを府警に提出し、発覚した。
 このマンションのゴミは、民間業者が収集しており、市の管轄外だった。市の調べに、36歳の職員は「楽をしようと思った。以前、このマンションのゴミを誤って収集したことがあり、おあいこだろうと思った。過去にもやった」と話しているという。【林由紀子】

7月8日朝刊

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