<横領容疑>高崎の堀越学園学生寮を家宅捜索
毎日新聞 2011年7月28日(木)23時33分配信
群馬県高崎市の学校法人「堀越学園」が運営する創造学園大の男性学長(63)が、知人から預かった古美術品を勝手に処分した横領の疑いがあるとして県警は28日、古美術品を保管していた学園の学生寮を家宅捜索した。
この知人によると、09年に学園に貸した甲冑(かっちゅう)や古伊万里などの美術品約100点の一部を勝手に売却されたとして10年5月に告訴した。
創造学園大は09年、覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた元女優、酒井法子さんが入学し話題になった。東京都内で堀越高校を運営する堀越学園とは別法人。
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骨董品無断売却か 創造学園大学長、横領容疑で立件も 群馬
産経新聞 2011年7月29日(金)7時56分配信
学校法人「堀越学園」(高崎市)が運営する創造学園大の男性学長(63)が、知人から預かった骨董(こっとう)品を無断で売却していた疑いがあることが28日、捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、学長の横領容疑での立件を視野に関係先の家宅捜索に踏み切った。
県警幹部によると、学長は、学園が運営する高崎市内の専門学校で「展示する」として、知人から骨董品を預かった。当初は学校の敷地内に保管していたが、複数回に分けて持ち出し売却していた疑いがあるという。骨董品は古伊万里の大皿や戦国時代の甲冑など数十点で、時価数億円に上るとみられる。知人が昨年、県警に横領容疑で告訴していた。
創造学園大をめぐっては負債額を約6億3000万円分少なく改竄(かいざん)して設置認可を受けていたとして、文部科学省が昨年10月、新たな学部新設などの認可申請を23年度から5年間認めない処分を出した。
また、教職員への給与が遅配するなど資金繰りの悪化と不透明な大学運営が問題となっていた。
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堀越学園:古美術品訴訟 堀越側に損賠命令−−京都地裁判決 /群馬
毎日新聞 2011年7月30日(土)12時15分配信
◇元理事長と6650万円
学校法人堀越学園(王豊理事長、高崎市)と、京都府京田辺市の男性の双方が、古美術品を担保にした融資を巡り損害賠償を求めていた訴訟の判決が29日、京都地裁であった。吉川慎一裁判官は、男性側の主張を全面的に認め、同学園と当時理事長だった創造学園大学長(63)に連帯して6650万円を支払うよう命じた。古美術品を巡っては、元理事長が所有者に無断で処分した横領の疑いがあるとして県警が28日、強制捜査に踏み切っている。
判決によると、男性は10年1月25日、学園側が用意した古美術品を担保に同学園に5000万円を、同29日には学園所有の土地・建物に設定された根抵当権の極度額を減額し、さらに男性を権利者とする根抵当権を設定することを条件に1億5000万円を融資することで合意した。このうち5000万円は融資されたが、残金は根抵当権が設定されなかったとして実行されなかった。また5000万円は同年3月25日の期限までに返済されなかった。
同学園は担保は美術品だけと主張し、根抵当権を設定する合意はなかったと主張したが、判決は「2億円もの融資について、客観的な評価額の明らかでない古美術品のみを担保にすることは考えにくい」と退けた。また、この男性は5000万円の返済金で京都市内の土地・建物を購入し転売することにしていたが、返済がなかったため1650万円の損害が生じたと認定した。
判決について元理事長は「判決文を見ていないので、コメントできない」との談話を発表した。【増田勝彦】
7月30日朝刊
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堀越学園:横領容疑で捜索 元理事長、古美術品処分か 学園側「無関係」強調 /群馬
毎日新聞 2011年7月29日(金)12時47分配信
理事長の相次ぐ交代や給与遅配などで混乱が続く学校法人「堀越学園」(高崎市)の関連施設に28日、県警の強制捜査が入った。同学園が運営する創造学園大の男性学長(63)に対する横領容疑。学長は06年から今年1月まで、同学園の理事長としてグループを統括する立場にあり、今後の捜査の進展が注目される。【増田勝彦、塩田彩、角田直哉】
容疑は東京都内の知人男性から借りていた古美術品の一部を勝手に処分したというもの。県警は古美術品を保管していた同学園の寮を家宅捜索、残されていた古美術品を押収した。
知人男性によると、古美術品は昨年5月まで、同学園が運営する高崎医療技術福祉専門学校(高崎市下滝町)の敷地内にある日本家屋などで展示、保管されていた。また関係者によると、同学園は昨年1月、古美術品を担保に京都府内の男性から2億円の融資を受ける契約を結んだが、融資は5000万円だけ実行されて中止されている。学長は周辺に「もらったもの」と説明していたという。
同学園は09年1月、給与遅配などで経営問題が表面化。大学への国の助成金は、虚偽の財務書類を提出していたとして08年度分以降不交付になっている。10年10月には大学設置時に提出した書類にも虚偽記載があったとして、文部科学省は学部などの新設を5年間認めない処分を出した。学長は今年1月に理事長を辞任し、今月25日には大学の学長と法人理事も辞任する意向を示していた。
同学園の王豊理事長は家宅捜索を受け「今回の捜索は個人の所有物に関することであり、法人とは一切関係ない」とのコメントを発表。
また同大の創造芸術、ソーシャルワークの両学部教授会は「学園施設への捜索に深く憂慮する。大学とは一切関係ないとの理事長の表明を信じ、静かな教育の場を維持していく決意である」との声明を出した。
7月29日朝刊
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創造学園大横領:学生寮家宅捜索で説明会求める決議 /群馬
毎日新聞 2011年7月31日(日)12時33分配信
創造学園大学(高崎市)の創造芸術学部教授会は30日、同大学長(63)が知人から預かった古美術品を勝手に処分したとする横領容疑で学生寮が県警の家宅捜索を受けたことについて、同大を運営する学校法人堀越学園(王豊理事長)の理事会に説明会開催を求めることを決議した。
決議は「家宅捜索は教育機関にとって極めて重大な出来事」として、教職員、学生、保護者に対する説明ための会合を8月8日までに開くよう求めた。決議は学内の掲示板に張り出された。【角田直哉】
7月31日朝刊
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