学力調査の問題、前日に解かせる 由布市
日本テレビ系(NNN) 2014年4月25日(金)22時54分配信
今月15日に大分県内で行われた学力定着状況調査で、由布市内の小学校の5年生のクラス担任が前日に児童に問題を解かせていたことが分かった。
由布市教育委員会によると、この50代のクラス担任は今月15日に県内で行われた学力定着状況調査で国語、算数、理科の問題を前日の14日に自分のクラスの5年生に授業の時間に解かせた。そして、採点した上で国語と算数については正しい答えを教え、翌日の本番に臨ませていた。
問題用紙は学校の金庫で保管されていたが、校長と教頭から問題を見ることの許可を得た担任が日曜に学校でコピーしていたという。学校関係者からの指摘で発覚し、この担任は市教委に対し「子供たちに自信を持たせるためにやった。魔が差した」と話しているという。
市教委では担任と校長、教頭について県教委に処分を仰ぎたいとしている。