飲酒運転3度目 中学教諭を停職 県教委が処分

飲酒運転3度目 中学教諭を停職 県教委が処分
2011年10月7日 01:54

 福岡県教委は6日、道交法違反(酒気帯び運転)で8月に罰金処分を受けた同県粕屋郡内の中学校に勤務する男性教諭(41)=筑紫野市=が過去に2度、飲酒運転で摘発されていたことが分かり、教諭を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。2度とも県教委に報告がなく、処分を受けていなかった。

 教職員課によると、教諭は8月5日、福岡市博多区の居酒屋であった職場の飲み会で午後10時半ごろまで、ビールをコップ10杯、焼酎を4−5杯飲んで帰宅。同6日午前7時40分すぎ、軽乗用車で中学校に向かう途中、同県久山町の九州自動車道を規制速度を超える時速100キロで走行し、パトカーに制止された。その際、呼気1リットル中0・2ミリグラムのアルコールが検出され、教諭は道交法違反(酒気帯び運転)で同30日に福岡簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。

 県教委の聞き取りで、教諭は1995年と98年にも道交法違反(酒気帯び運転)などで免停や罰金の処分を受けていたことを告白。95年は学校に報告せず、98年は報告を受けた町教委が県教委に連絡していなかった。

=2011/10/07付 西日本新聞朝刊=

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