懲戒処分:女子部員と宿泊/飲酒運転 教諭2人を停職−−県教委 /熊本
毎日新聞 2011年11月9日(水)13時11分配信
県教委は8日、柔道部員の女子生徒と同じ部屋に泊まったり深夜に連れ出したりしたとして阿蘇市郡の高校男性教諭(41)を停職1カ月に、飲酒運転で摘発された熊本市城南町の小学校男性教諭(52)を停職4カ月の懲戒処分にした。今年度の懲戒処分は計8件。
県教委によると、高校教諭は女子柔道部の顧問。試合前日の6月11日夜、けがで試合に出られない女子生徒2人と山鹿市のホテルに宿泊した際、手当てのため生徒の1人を自分の部屋に呼び、足のマッサージをしているうち生徒が眠ってしまったため、起こさずに同じ部屋の別間で寝た。
また同月下旬、午前0時ごろ手当てを受けるため自宅に来た女子生徒に湿布をし、寮へ送る前にコンビニに2人で寄った。期末試験前のため、手当てをするのが深夜になったという。セクハラの通報があり調べたところ生徒、教諭とも否定したが、宿泊や連れ出しは不適切として処分した。
小学校教諭は10月17日午前8時ごろ、熊本市城南町の自宅から勤務先に向かう途中、農道で脱輪事故を起こし、呼気1リットルあたり0・2ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転容疑で摘発された。前日、地元の秋祭りの後の反省会で缶ビール500ミリリットルと焼酎のお湯割り4、5杯を飲んだ。午後9時ごろに寝て、アルコールは残っていないと思ったという。【結城かほる】
11月9日朝刊