松江の母放置死:養護学校教諭に懲役4年−−地裁判決 /島根

松江の母放置死:養護学校教諭に懲役4年−−地裁判決 /島根
毎日新聞 2011年12月2日(金)14時50分配信

 寝たきりの母親を自宅に放置して熱中症で死なせたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた松江市上東川津町、県立松江清心養護学校教諭=休職中=、福間堤二被告(45)の裁判員裁判の判決公判が1日、松江地裁で開かれ、横山泰造裁判長は、懲役4年の判決(求刑・懲役5年)を言い渡した。
 判決によると、福間被告は昨年7月26日から、食事や排せつなど介護が必要な実母のハツヨさん(当時82歳)を窓を閉め切った部屋に放置して必要な水分を与えなかった。介護の負担が増して嫌気がさしていたことから、医師に診せるなど必要な保護をせず、同8月1日、高温多湿な部屋にハツヨさんを残して外出。熱中症で死なせた、としている。
 横山裁判長は、ハツヨさんが自力で生活できず、介護に依存していたこと、生存に必要な最低限の措置は福間被告にやる気があれば可能だったことを挙げ、「不保護の態様は悪質」と指摘した。
 裁判員を務めた出雲市在住の40代男性会社員は、福間被告がハツヨさんを放置したことについて「介護には責任がついてまわるが、被告が一人で判断し、行動しないといけない状態だった」と話し、介護を取り巻く課題を指摘した。【宮川佐知子】

12月2日朝刊

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