堀越学園:地位確認訴訟 准教授、解雇撤回で和解 解決金284万円 /群馬
毎日新聞 2011年12月16日(金)11時16分配信
学校法人堀越学園(高崎市、王豊理事長)が運営する創造学園大ソーシャルワーク学部の准教授の男性(59)が同学園を相手取り、解雇は無効として地位確認を求めた訴訟は15日、前橋地裁高崎支部(松丸伸一郎裁判長)で和解が成立した。
准教授側によると、学園は10年8月の即時解雇を撤回して雇用関係があることを認め、解決金として15日に250万円、来年1月末までに約34万円を支払う。同支部は仮処分決定で学園側に賃金の支払いを命じたが、未払い分を准教授は請求せず、雇用契約は12年3月末まで継続する。准教授は「解雇撤回が何よりもうれしい」と語った。
同支部は10年11月、准教授の仮処分の申し立てに対し10年度分の賃金支払いを学園側に命じ、11年9月には同年4月以降の賃金支払いを命じる決定を出していた。【増田勝彦】
12月16日朝刊