条例案反対の大阪府教委、府民の意見募集を要求

条例案反対の大阪府教委、府民の意見募集を要求
読売新聞 2012年1月20日(金)15時43分配信

 大阪維新の会が作成した教育基本条例案に反対している府教委が、条例案について、府民にパブリックコメント(意見募集)を行うよう松井一郎知事に要求していることがわかった。

 松井知事と橋下市長は「ダブル選で民意を得た」として府市の2月議会に提案する方針だが、府教委は「条例案そのものが賛同されたわけではない」と反発。府民から反対意見が集まれば内容の修正を迫られる可能性もあり、松井知事の判断が注目される。

 府の要綱では、府の基本方針や、府民に義務を課す条例などを定める際、知事は事前に府民から募った意見を考慮して意思決定すると規定。府教委は「府立高の統廃合ルールや学区撤廃など、府民に与える影響が大きい」として、広く府民の意見を求める必要があると判断した。

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