教職員の現金盗む 小学校長を懲戒免職
2012年02月16日 朝日新聞
県教育委員会は15日、勤務していた学校の教職員の財布などから13回にわたって計14万7千円を盗んでいたとして、三条市立栄北小学校の内田芳文校長(52)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。県教委によると、内田校長は盗んだ金を住宅ローンの返済に充てていたと話しているという。
県教委によると、内田校長は2010年4月に同校に赴任。同年8月から今年1月にかけて、校内の教務室や、職員旅行でいったホテルで、机やカバンの中にあった教職員7人の財布から現金計14万7千円を抜き出して、盗んだという。
現金の盗難が相次いだにもかかわらず、内田校長が三条市教委や県警に連絡したり、具体的な防止策をとったりしなかったため、不審に思った教職員が追及したところ、自分で盗んだことを認めたという。
県教委は信用失墜行為があったとして、懲戒免職処分にしたが、盗んだ金の全額を返済していることから、刑事告訴は見合わせるとしている。
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三条市教委の松永悦男教育長は15日夜の記者会見で、「教職員を指導する立場の校長の愚かな行為。監督不行き届きに責任を感じるとともに、みなさんに心からおわび申し上げる」と謝罪した。
市教委の説明によると、内田校長は毎朝玄関に立って児童を迎え入れるなど、評判は良かったという。市教委は児童の心のケアのため、臨床心理士やカウンセラーの派遣を検討している。