不起立教職員は21校29人 大阪府教委が処分検討

不起立教職員は21校29人 大阪府教委が処分検討
産経新聞 2012年3月16日(金)19時39分配信

 大阪府内の府立学校の卒業式が16日、全209校で終了し、大阪府教委は同日、職務命令に反して国歌斉唱の際に起立しなかった教職員が29人(21校)だったと発表した。府教委はすでに17人を戒告処分としており、ほかの12人も聞き取りなどの調査が終了次第、同様の処分を行う方針。

 不起立者は、昨年の卒業式と比べると55人の大幅減となったが、府教委の担当者は「大幅に減ったとはいえ、ゼロにならなかったことは重く受け止めている」と話した。

 不起立者の内訳は高校(154校)で20校27人、支援学校(55校)で1校2人。すでに処分を受けた17人は、いずれも49歳以上で8人は60歳以上。今月末で定年退職を迎えたり、再任用の期限が切れたりする教職員が目立つといい、府教委は4月以降、これらの教職員を再任用しないことを検討。入学式に向け、校長を通じて教職員たちに職務命令の順守を再徹底させる方針。

 大阪府では昨年6月、教職員に対し学校行事で国歌の起立斉唱を義務付ける条例が、「大阪維新の会」府議団により議員提案され、成立。卒業・入学式シーズンを前にした今年1月、府教委は全府立学校の教職員約1万3千人を対象に、条例を踏まえ、起立斉唱を指示する職務命令を出した。

 また、府教委は29人とは別に、和泉高校(岸和田市)で起立したが斉唱しなかったことを校長に認めた1人について、処分が可能かも含め対応を検討している。

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