群馬大で不正経理87万円 2人を停職処分
2012.3.16 21:53 産経新聞
群馬大は16日、医学部付属病院で講師を務めていた男性ら3人が、国の研究費や補助金計約87万円を架空取引で業者に預け、論文の校正費用に充てる不正経理をしていたことを明らかにした。私的流用はなかったという。
大学はすでに退職した男性を除く2人を14日間の停職処分とした。
大学によると、不正経理額は退職した男性が平成16〜18年度に約59万円、同じ病院の40代の男性講師が15〜20年度に約17万円、大学院保健学研究科の50代の女性教授が18〜20年度に約10万円。
いずれも英文校正業者に架空の請求書や領収書を発行させ、研究費などを預けた。多忙な年度末に論文を作成した際、預けた金を校正代金に充ててもらい、会計処理の手間を省いていた。