部活でけが・障害、賠償2億円弱求め学校を提訴

部活でけが・障害、賠償2億円弱求め学校を提訴
2012年4月12日10時07分 読売新聞

 自転車競技の練習中に転倒して脳に障害を負ったのは、学校や教諭が安全に配慮する義務を怠ったためとして、金沢市の男性(20)と両親らが当時在学していた金沢高校(石川県金沢市)を相手取り、約1億9200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11日、金沢地裁であった。

 金沢高校側は請求の棄却を求めた。

 訴状によると、男性は在学中の2007年5月26日、所属していた自転車競技部の練習で、自転車で走行中にバランスを崩して転倒し、頭の骨や鎖骨などを骨折し、高次脳機能障害などを負った。

 男性側は、顧問の男性教諭2人は、安全を管理する義務があったにもかかわらず、競技の特性や危険性、初心者だった男性の体力や技量を考えずに練習に参加させたと主張。同校は生徒の生命や身体を保護する安全配慮義務を怠ったとしている。

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