教員免許:失効状態で小学校講師授業 12日、計58時間 /東京

教員免許:失効状態で小学校講師授業 12日、計58時間 /東京
毎日新聞 2012年04月26日 地方版

 都教委は25日、区立小学校の男性講師(55)が教員免許を失効した状態で12日間、計58時間の授業をしていたとして、この講師を失職にしたと発表した。

 都教委によると、講師は公立校の正規教員として長年働き、退職後も非常勤をしていた。10年間有効の教員免許は11年度末で切れ、講師は更新のための講習は受けたが、更新手続きはせずに放置。そのまま今月9日から病気休暇を取る女性教諭の代替として時間講師に任用された。24日に区教委が書類提出を求め、失効が発覚した。

 学校側は免許の有無を口頭で確認しただけで任用を決めていた。本人は「講習を受ければ更新されると思っていた」と話しているという。都教委は「校長が必ず免許の原本を確認するよう周知徹底する」としている。【柳澤一男】

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