早大、教授ら3人が380万円の不正経理

早大、教授ら3人が380万円の不正経理
2012/6/16 12:07 日本経済新聞

 早稲田大は15日、教授や客員研究員らによる計約380万円分の不正経理を確認したと発表、教授ら3人を同日までに訓戒にした。大半が国の補助金で、大学側が返納する方向で検討する。

 いずれも不正経理を大筋で認め「補助金を年度内に使い切れずプールしていた」などと話し、私的流用はなかったとしている。

 早大によると、人間科学学術院の男性教授は2003〜04年、架空の物品購入で業者に虚偽の請求書を出させる「預け金」と呼ばれる手口で約83万円をプール。ほかにも約6万円の不正な会計処理があった。

 理工学術院の男性教授と男性主任研究員は05年、約90万円分の研究機器を予算が余っていた消耗品名目で購入した。

 ほかに、客員研究員だった他大学の男性教授も06〜07年、預け金の手口で約200万円をプールしていた。〔共同〕

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