高校で不適切な問題を出題「ネガティブな教諭名は」/横浜市
カナロコ 2012年7月10日(火)4時0分配信
横浜市教育委員会は9日、市立桜丘高校(保土ケ谷区、浅見敏雄校長)の社会科の試験で不適切な出題があった、と発表した。一番ネガティブな社会科教諭の名前を答えさせ、試験終了後に模範解答として同僚の名前を示していた。
市立学校では、磯子区の中学校で先月、社会科の試験でオウム事件に関して、指名手配容疑者の所属宗教団体を、実在の宗教団体とともに3択で答えさせていたことが明らかになっている。市教委は再発防止に向け、各校への指導を強化した直後で、不適切な出題が相次ぎ、「個人の人権を侵害し、極めて不適切だった。学校への指導を徹底する」とコメントしている。
市教委高校教育課によると、5日に行われた期末試験で、社会科の男性教諭(33)が3年生36人に社会科の選択科目「経済」の問題として出題。「ネガティブに関して以下の問いに答えよ。(1)この学校で一番ネガティブな社会科教諭の名前を答えよ(2)あなたにとってのネガティブな出来事を書きなさい」との内容。試験終了後に配られた模範解答には、同校の男性教諭(30)の名前が記されていた。
6日に保護者から批判を受けて発覚。生徒と保護者に謝罪し、今回の問題は採点しないという。磯子区の中学校で、不適切な出題があったことを受け、市教委は先月、問題作成で管理職と他の教諭が確認するよう通知を出していたが、この問題を作った教諭は誰にも見せていなかった。
教諭は「授業の雑談で、マイナス思考に陥りがちな生徒にネガティブシンキングについて話し、同僚の名前も例として出した。テストを作っていて、問題数が足りなかったので思い出して入れた。生徒、教諭への配慮に欠き、反省している」などと謝罪しているという。模範解答で名前を出された教諭は困惑しているという。