答案改ざん:松本市立中男性教諭、数学の答案を 「クラス平均上げるため」 /長野
毎日新聞 2012年7月14日(土)13時12分配信
松本市教委は13日、市立中数学科の男性教諭が、テストの採点で3年生9人の答案を無断で改ざんし、不正解の解答計30点分を「正解」に改めていたと発表した。教諭は「クラスの平均点を上げたかった」と認めており、市教委は処分を検討する。
市教委によると、同中で今月2日、5科目の定期テストがあり、教諭が採点。数学の4問で、9人の解答が間違っていたにもかかわらず、故意にプラスやマイナスの記号を書き加えるなどして正解にし、各1〜6点を加点した。3日に答案用紙を戻された生徒自身が気が付いて発覚。市教委は4日、県教委に報告した。
教諭は既に保護者に謝罪し、現在、出勤している。吉江厚・市教育長は「教科指導の評価は公正かつ厳正さが求められ、不正はあってはならない」とコメントを出した。【大島英吾】
7月14日朝刊