中学教諭が生徒盗撮か 静岡市

中学教諭が生徒盗撮か 静岡市
産経新聞 2012年7月13日(金)7時55分配信

 教師による不祥事がとまらない。静岡市教育委員会は12日、同市清水区の同市立中学校に勤務する20代の男性教諭が女子生徒の着替えを盗撮しようと教室内に録画・録音機能付き小型レコーダーを設置していたことを明らかにした。同市教委は10日に清水署に届け出て、相談しているという。

 同市教委によると、男性教諭は6日午後5時ごろ、顧問を務める女子ソフトテニス部の女子生徒16人の着替えを盗撮しようと、小型レコーダーを教室後方のロッカー内に隠した。

 しかし、男性教諭の挙動に不審を抱いた生徒がレコーダーを発見。帰宅した生徒から話を聞いた両親が学校に連絡した。

 男性教諭は当初、教頭などの事情聴取に対し、「置いたものはレコーダーではなくケース。ゴミ箱に捨てた」などと盗撮行為を否定。その後、校長や市教委が繰り返し事情を聴いたところ、8日になって盗撮の事実を認め、「女子生徒の着替えに興味があった。部員たちに申し訳ないことをした」と、涙を流しながら謝罪したという。

 男性教諭はすでにレコーダーを破壊しており、同市教委で残骸を調べたが、録画や録音は残されていなかった。

 今年に入って同市で教職員によるわいせつ事犯は2件目となった。

 この日、会見した高木雅宏・同市教育長は「本当に残念。教員に対する倫理研修を実施し、教員が孤立化していないかと環境面も分析を行ってきたが…」と語った。

 同市教委は13日夕、臨時校長会を開き、報告と対応を協議する。

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静岡の中学教諭盗撮:不祥事受け臨時校長会 わいせつ行為根絶へ、教諭と面談や研修会 /静岡
毎日新聞 2012年7月14日(土)12時32分配信

 静岡市清水区内の中学校で20代の男性教諭が女子生徒の着替えを盗撮していた不祥事を受け、市教育委員会は13日、同市葵区の市教育センターで臨時校長会を開き、わいせつ行為根絶に向け教諭らとの面談や倫理向上のための研修会の早期実施を指示した。
 会には市立幼稚園の園長、小中高の校長ら計146人が出席。高木雅宏教育長は冒頭、不祥事案を報告し「残念でならない。職場環境や校内でのコンプライアンス委員会は機能しているのか、考えてほしい」と呼びかけた。【山本佳孝】

7月14日朝刊

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