横浜の発達障害児いじめ問題:金沢署、加害児2人を児童相談所に通告/神奈川
カナロコ 2012年7月24日(火)8時30分配信
横浜市金沢区に住んでいた市立小学校6年の発達障害のある男子児童(11)が同級生からいじめを受け転校した問題で、金沢署は23日までに、被害児に暴行し、けがを負わせたとして、児童福祉法に基づき同級生だった男児2人を児童相談所に通告した。
同署によると、2人は6月1日午後、在籍していた小学校近くの路上で、被害児を追い掛け、蹴るなどして両腕や両足に1週間のすり傷を負わせた、としている。加害児2人は「下校途中にたまたま見つけたので、追い掛けた。4月ごろからいじめていた。反省している」などと話している。
被害児は4月下旬から繰り返し暴行を受けたり、発達障害をからかうあだ名で呼ばれたりするいじめを受けた。暴行されけがを負った6月、区外の小学校に転校するとともに、同署に相談していた。
学校側は、被害児側の訴えで5月末にいじめと認識。今回の暴行についても6月に加害児2人に聞き取りをしたが、2人とも否定していた。校長は「加害児と信頼関係を築けず、反省している」と話している。
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横浜・自閉症児いじめ:同級生2人を児童相談所に通告−−金沢署 /神奈川
毎日新聞 2012年7月25日(水)12時19分配信
横浜市金沢区の市立小学校で高機能自閉症の6年男子児童(11)がいじめを受け転校した問題で、金沢署は、児童を暴行し負傷させたとして同級生の男子児童2人を児童相談所に通告した。20日付。
通告内容は6月1日、小学校近くの路上で被害児童を追いかけて蹴るなどし、両腕や両足などに1週間のけがを負わせたとしている。同署によると、2人は「下校途中に見つけたので追いかけた。反省している」と話しているという。
学校や市教委によると、被害児童は今年4月から、この2人らに蹴られたり、障害児を意味する「ガイジ」と呼ばれたりし、6月上旬に転校した。学校側は対応の遅れを認めている。【山田麻未】
7月25日朝刊