堀越学園：文科省、異例の報告書要求 経営状況や再建計画 ／群馬
毎日新聞 2012年7月24日(火)12時46分配信
学校法人堀越学園（高崎市、大島孝夫理事長）に対し、文部科学省が私立学校法に基づき経営状況や再建計画に関する報告書の提出を求めたことがわかった。同省によると、報告書提出は極めて異例な措置で、平成に入って初めてという。
同省によると、報告書提出を求める文書は１９日付で、２０日に内容証明郵便で送達する手続きが取られた。同法では、会計年度終了から２カ月以内に収支計算書など決算書類と事業報告書の作成が義務づけられているが、同学園は期限の５月末までに決算書類などを作成しておらず、違法状態として状況の説明を求めた。あわせて、経営立て直しに向けた資金確保の方法と、実現ができなかったときの対応策なども、７月末までに文書で報告するよう求めた。
これに対し学園理事は「決算に必要な書類にないものがあり、最終的な決算処理ができない。概略は文科省に伝えてある」とコメントした。【増田勝彦】
７月２４日朝刊