小樽商大アメフト部飲酒事故:秋にも再発防止策 第三者委が初会合 /北海道

小樽商大アメフト部飲酒事故:秋にも再発防止策 第三者委が初会合 /北海道
毎日新聞 2012年7月25日(水)11時56分配信

 小樽商科大アメリカンフットボール部員が集団飲酒し、1年男子部員(当時19歳)が死亡した事故で、同大の学内調査結果の妥当性を議論する第三者委員会(委員長・菰田尚正弁護士)の初会合が24日あり、今秋にも再発防止策を提言することを申し合わせた。
 他の委員は松岡健一・前室蘭工業大学長、並木昭義・小樽市病院局長、北嶋知恵子・小樽市教委委員。大学側は部員・コーチら92人に聞き取り調査をした結果、主将ら4年生8人を無期停学とし、山本真樹夫学長ら役員4人の報酬減額などの処分を決めた。第三者委は学内調査の手法や処分が正当かどうかを議論する予定で、菰田委員長は「事実関係の再調査をする予定はないが再び聞き取り調査をする可能性がある」と説明した。
 この日、大学から事実経過や部員の処分などに関する学生向け説明会も開かれ、約30人が参加。山本学長によると、学生からは「第三者委に学生を加えたらどうか」などの意見が出たが、山本学長は「学生も学内者。学生側から再発防止の提言があれば取り入れたい」と述べるにとどめた。【吉井理記】

7月25日朝刊

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