私的流用:学校の備品流用、高校教頭を免職 県教委が懲戒 /新潟
毎日新聞 2012年7月25日(水)14時4分配信
県教委は24日、前任の高校で公費で購入したパソコンや教材費などを私的流用していたとして、燕市の県立吉田高校の江口宏行教頭(48)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。被害額は6年間で計約120万円。江口教頭は「いつか返せばいいと思っていた」と話しているという。
県教委によると江口教頭は05年度から10年度まで教諭として勤務していた村上市の県立荒川高校で、学校の備品のパソコンなど22点を自宅に持ち帰り私物化。また授業で使用するUSBメモリーをいったん購入した後に返品し、安価なものを購入し直し差額を流用するなどしていた。
同校によると、昨年6月の定期点検でパソコンなど備品がなくなっていることが発覚。同校で調査し、今年6月に村上署に被害届を提出した。江口教頭は同月、県教委の調査などに事実を認めたという。【川畑さおり】
7月25日朝刊