いじめ問題:積極的な通報確認 県教委、県警と連携強化 /茨城
毎日新聞 2012年7月31日(火)11時21分配信
大津市で市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、県教委は30日、いじめ問題に関して、県警との連携を強化するための臨時連絡会を開いた。暴力や金銭供与などの犯罪性のある行為については、積極的に通報し、いじめの早期発見、抑止につなげることを確認した。
県警との連絡会は年4回定期的に開催している。今回は、橋本昌知事が「県として取り組みの強化を」と求めたことを受けて開催が決まった。小野寺俊教育長や県教委義務教育課、県警少年課の課長など約15人が出席し、非公開で行われた。
県教委義務教育課によると、連絡会では、警察官のOBが中学校に派遣され、いじめを含む子どもたちの問題行動の抑止につながっている例が報告されたという。
また、取手市で29日、市立中学2年の男子生徒がマンションから飛び降りて死亡した問題で、いじめがあったかどうかについて、同課は「遺族の希望があれば、アンケートの実施も検討する」とした。【鈴木敬子】
7月31日朝刊