広島・いじめ中3逮捕:「2年時から集団で」 学校謝罪、生徒に実態調査も /広島
毎日新聞 2012年8月10日(金)16時6分配信
安佐南区の広島市立中学校3年の男子生徒(15)が、同級生の男子生徒(15)の腰を骨折させたとして傷害容疑で逮捕された事件で、この校長は8日夜の取材に対し、「2年の時から所属する野球部内で集団いじめがあった」と説明し、「認識が甘く、申し訳ない」と謝罪した。学校は今後、臨時の保護者会を開催するとともに、夏休み中に生徒の登校日を設け、いじめの実態などを調査する予定。
同校によると、逮捕された生徒は昨年5月と今年2月、被害生徒の顔を殴るなどしたため、学校は2件とも暴力行為として指導していた。野球部でも4人の生徒からバットで打ったボールを当てられたり、スライディングで体当たりされていたという。
安佐南署が8日に逮捕した生徒は、6月22日、同校の廊下で複数の同級生と一緒に被害者の生徒を胴上げし、落ちてきたところを膝で蹴って腰を骨折させ約6週間のけがを負わせたとされる。この件を受けて学校が調査し、2年時からいじめられていた事実を認識したという。
同署によると、逮捕された生徒は容疑を否認している。【黄在龍、石川裕士】
8月10日朝刊