いじめ相談:県教委の電話窓口、先月は前年比1.5倍に /鹿児島
毎日新聞 2012年8月15日(水)16時24分配信
全国で小中学生へのいじめが相次ぐ中、県内でもいじめ相談窓口への電話が急増している。県教委が開設する「かごしま教育ホットライン24」は7月の電話相談が227件で、前年7月(149件)の1・5倍、件数で78件増だった。NPOへの相談も同様の傾向で、関係者は「数字は氷山の一角ではないか」としている。【黒澤敬太郎】
「かごしま教育ホットライン24」は07年に開設された。いじめや不登校に悩む児童・生徒、保護者からの相談を、臨床心理士らの相談員が24時間受け付けている。
過去3年の相談件数は、09年度1664件▽10年度2004件▽11年度1814件。月平均は150件前後で、今年6月は175件だったが、大津市の中2男子生徒が自殺した事件が大きく報道された7月は相談件数が急増した。
また、カウンセラーや認定心理士などで作るNPO「いじめ対策プロジェクト」(鹿児島市)への相談件数も、通常の月約50件から7月は倍以上になった。「集団無視をされている」「子供が持ち物を壊されて帰ってきた」といった相談内容が多く、県外からもEメールなどでの相談があるという。
徳丸洋子理事長は「誰にも相談できずに苦しんでいる子供がまだたくさんいる。SOSを出せない子供の声を聞く取り組みが、今後も重要」と話している。「かごしま教育ホットライン」はフリーダイヤル(0120・783・574)。「いじめ対策プロジェクト」は徳丸理事長(090・4475・9351)。
8月15日朝刊