無記名でいじめ掘り起こし 県教委、アンケート概要公表 奈良

無記名でいじめ掘り起こし 県教委、アンケート概要公表 奈良
産経新聞 2012年8月18日(土)7時55分配信

 県教委は17日、学校現場のいじめの実態把握のため、県内全ての中学・高校など計184校、約8万1700人を対象に実施予定のアンケートの概要を発表した。原則無記名でいじめの有無などを答えてもらい、表面化しにくい問題の掘り起こしを目指す。今月下旬から9月上旬にかけて実施するという。

 アンケートは問1から6まであり、いじめられた経験や周囲でのいじめの有無などを尋ね、当てはまる回答に○をつけてもらう方式。問6のみ記述式で、問1〜5で書けなかったことや「いじめのない学校をつくるには」をテーマに記入してもらう。

 9月13日までに県教委に提出するよう各市町村教委に求めている。

 県教委はこれまで、全中学校に年1回、担当者を派遣し、昨年からは県立高校や特別支援学校も巡回して、いじめなどの学校の状況を教員から聞き取り調査しているが、そこで把握しきれない情報をアンケートでくみ取りたい考えだ。

 県教委生徒指導支援室は「潜んでいるいじめをできる限り掘り起こす狙いで、原則無記名にした。尊い命を落とすようなことがないよう、学校がチームワークで一つ一つ対処するということを実践したい」と話している。

 アンケートで深刻なケースが判明すれば、県教委は市町村教委や学校と協力し、いじめに悩む生徒の救済に取り組む。結果について、個人情報に配慮した上で9月末をめどに公表する方針という。

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