いじめ問題:市民グループ、長崎市と県に施策充実を要請 /長崎

いじめ問題:市民グループ、長崎市と県に施策充実を要請 /長崎
毎日新聞 2012年8月25日(土)15時52分配信

 大津市の市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、長崎市の市民グループ「いじめ解消ボランティアネットワーク」(松尾竹文代表)は24日、長崎市と県にいじめ問題に対する施策を充実させるよう要請した。
 市への申し入れで松尾代表は、夏休みが終わるのを前に「いじめに遭うのではと不安に思う子どもがいる」と指摘。いじめはあるものと認識し、担任や管理職だけでなく、教職員全体で対応する体制づくりや、教師と生徒が気兼ねなく本音を話せるような環境を整えることを求めた。
 市学校教育課の松本健吾課長は、毎学期ごとにいじめに関するアンケートに取り組んでいることなどを伝えたうえで「大切なのは調査の先。『いじめでないか』というアンテナの感度を高めることが不可欠」と応じた。
 また、松尾代表が「全校の始業式の校長訓示で『自分たちはしっかり守る』と子どもに伝えてほしい」と求めると、松本課長は各校あてに通知することを約束した。【釣田祐喜】
〔長崎版〕

8月25日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする