大分中2骨折、同級生側と校長がいじめ認め謝罪
読売新聞 2012年9月2日(日)15時15分配信
大分県別府市の中学2年の男子生徒(14)が7月、同級生の男子から脇腹を蹴られて肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負った問題で、同級生とその両親、同市教委の教育長、中学校長らが1日、同級生の行為はいじめだったと全面的に認め、生徒側に謝罪した。
これを受け、生徒側は県警別府署に出していた被害届を近く取り下げる方針。
生徒を支援するNPO法人「全国いじめ被害者の会」によると、同級生と両親、重傷を負った生徒の母親が1日、同市教育庁を訪れた。同級生側が生徒の母親に謝罪し、「申し訳なかった。(二度と)生徒に近づかない」などと書いたおわびの手紙を手渡した。けがの治療代と慰謝料も支払った。
生徒は7月18日の音楽の授業中、合唱の練習で教諭が目を離している時、同級生から脇腹を蹴られた。