川崎市立小教諭 飲酒運転で事故おこし懲戒免職
産経新聞 2012年9月21日(金)19時31分配信
飲酒運転した上、乗用車と接触事故を起こしたとして、川崎市立登戸小学校(同市多摩区)の男性教諭(37)=東京都多摩市=が、警視庁多摩中央署に自動車運転過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕されていたことが21日、分かった。川崎市教育委員会は同日付で教諭を懲戒免職処分とした。
市教委などによると、教諭は8月24日、勤務を終えた後、午後9時ごろから多摩区内の居酒屋で同僚7人と生ビール1杯、ハイボール4、5杯を飲んだ。午後11時20分ごろ、多摩市内の都道上で軽乗用車を運転中、前を走っていた乗用車と接触事故を起こし、運転していた少年(18)ら4人に軽傷を負わせた。
多摩中央署によると、教諭からは呼気1リットル中0・2ミリグラムのアルコールが検出された。立川簡裁は8月31日、道交法違反罪で罰金30万円の略式命令を出し、教諭は即日納付した。
市教委の高梨憲爾・職員部長は「このようなことが起こり誠に遺憾。信頼の回復に努め、不祥事防止の徹底に全力を挙げる」とコメントした。
市教委は7月、市教委は、今回、懲戒免職と判断した理由について、「状況判断にあたり、事故を起こしていることなどを重く受け止めた」などと説明している。