天童・中1死亡、第三者委の設置要綱を要望受け見直し示唆

天童・中1死亡、第三者委の設置要綱を要望受け見直し示唆 
山形新聞 2014年3月5日(水)9時10分配信

 天童市の中学1年の女子生徒(12)が山形新幹線にはねられて死亡し、自宅からいじめを受けていたと記されたノートが見つかった問題で、同市の水戸部知之教育長は4日、設置が遅れている第三者委員会について、遺族の要望を踏まえ、設置要綱を見直す可能性を示唆した。同日の市議会本会議の一般質問で「(要綱策定で遺族と市教委が)共通理解に立っていない部分があった」と答弁した。

 第三者委員会の設置について、市教委はこれまで「人選について遺族の了承が得られていない」と説明してきたが、事実関係を明らかにしようとするスタート時点で意思疎通が図られていなかったことが露呈した。

 この日、女子生徒の死亡に関して議員2人が質問した。市教委と遺族との信頼関係について問われた水戸部教育長は「気持ちを通じ合えるよう願ってきたが、そこが埋まらなかったのは、(われわれに)何らかの落ち度があったかもしれない」と答え、市教委関係者が葬儀に参列させてもらえなかったことなどを例示。第三者委員会の設置要綱に遺族が不満を持っているのではないかとの指摘に「遺族の意向を酌んで直すことは可能だ」と述べた。

 設置要綱は女子生徒が通っていた学校で実施したいじめ調査のアンケート内容がまとまった翌日の1月17日に告示された。▽調査委員会は4人以内で組織する▽市教委が必要と認めるときは委員を解嘱できる▽事務局は市教委学校教育課に置く―などと定めており、市教委は当初、「設置について遺族の了解は得た」と説明していた。

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