大阪桐蔭裏金問題 学校側、前校長らを地検に告訴
産経新聞 2015年6月19日 19時46分配信
大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)の裏金問題で、同校を運営する学校法人大阪産業大は19日、前校長ら元学校幹部3人について、業務上横領や背任の罪で大阪地検特捜部に告訴状を提出した。
法人によると、前校長と前事務長は、生徒から徴収した模試代や教材費の余剰金を裏金として簿外口座で管理し、平成25年4月〜26年10月、約1700万円を前校長らの「裏報酬」として支出。さらに裏金を「接待の域を逸脱した高額な贈答品代に充てた」とし、公訴時効(5年)にかからない約600万円分の支出が背任行為にあたると訴えている。
また、元進路指導部主事は裏金のうち約2100万円を着服したとしている。
法人側の動きとは別に、大産大の教職員組合も前校長ら4人について業務上横領罪での告発状を大阪地検に提出している。