母親「ずっと心に穴あいたまま」 奈良中1女子自殺から10年
共同通信 2023/3/28(火) 17:51配信
奈良県橿原市で2013年3月、市立中1年の女子生徒=当時(13)=が自宅近くのマンションから飛び降りて自殺し10年となった28日、母親(53)が取材に応じ「気持ちは10年前と変わらない。ずっと心に大きな穴があいたまま」と語った。
母親は市側に対し学校記録の開示を求めてきた。これに対し市側は、自殺の約1年後に実施された担任教諭の聴取記録を今月になって開示した。女子生徒が学校で仲間外れにされていたことを担任教諭が認識していたことが分かったという。
母親は取材に「わが子のことを知るのに10年もかかった。親の知る権利がないがしろにされている」と憤った。