部活で熱中症、賠償確定=重い障害、兵庫県に2億円超―最高裁
時事通信 2015年12月16日 23時24分配信
テニス部の練習中に熱中症で倒れ、重い障害が残ったのは顧問の指導が不十分だったからだとして、兵庫県立龍野高校(同県たつの市)に通っていた女性(25)と両親が県に約4億円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は15日付で、県側の上告を退ける決定をした。
約2億3000万円の支払いを命じた二審大阪高裁判決が確定した。
二審判決によると、女性は2年生だった2007年5月、練習中に倒れて一時心停止となり、低酸素脳症になった。現在も寝たきりで意思疎通ができず、両親が介護している。
二審は女性が熱中症で倒れたと認定。出張のため練習の冒頭しか立ち会わなかったテニス部顧問の教諭について、「部員の体調変化に応じて指導できない以上、十分な水分補給をするよう指示すべきだった」と責任を認めた。