苦言や制度批判272件 退職金削減賛成も【駆け込み退職】

苦言や制度批判272件 退職金削減賛成も【駆け込み退職】
埼玉新聞 2013年1月31日(木)23時17分配信

 退職手当が2月1日から引き下げられるのを前に県教職員の「駆け込み退職」が相次いだ問題で、県にメールやファクス、電話などで寄せられた意見は31日現在で計272件(県教育局で受けた146件を含む)に上った。県に苦言を呈したり、退職する教員や制度を批判する内容が大半を占めた。

 件数は早期退職が報じられてからの累計。上田清司知事は1月22日の定例記者会見で「担任が辞めるのは不快。無責任のそしりを受けてもやむを得ない」などの考えを述べていた。

 県広聴広報課によると、県に対する主な反対意見は「無責任なんて言えるのか。早期退職すれば得するような退職金に設定したのは、そもそも県ではないか」(女性)、「4月1日からにすれば、寂しいことにならなかった」(男性)、「あなた方の制度設計の間違いが一番の原因。意図的に職員に踏み絵を踏ませたのかと、勘繰りたくなる」(男性)など。

 一方、退職金削減について「本当に素晴らしいと思う。赤字なのに職員が民間より多くの退職金をもらい、それで足りないから交付税を受けるなんて、おかしいので」(女性)との賛成意見も。

 退職する教員に対しては「金のために担任まで生徒を放り出し、最後まで職を全うしないのは、まさに責任放棄と言われても仕方ない。早期退職を認めないか、何らかの処分の対象にしてもいい」(男性)との厳しい指摘や、「子を持つ親としては、今どきの教員なんてそんなもんかという気分」(女性)という嘆きもあった。

 また、中には「経済的な損失を考えて退職する教員もいるだろうが、今回の減額措置に対して、抗議の意味合いで退職する教員もいると思う」(男性)と、教員のやりきれない思いに同情する声もあった。

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