<山梨・笛吹市教委>1億3700万円不正受給 補助金で

<山梨・笛吹市教委>1億3700万円不正受給 補助金で
毎日新聞 2013年2月6日(水)11時55分配信

 山梨県笛吹市教委が行っている国指定史跡「甲斐国分寺」(同市一宮町国分)の整備事業で、市教委が実際には終わっていない事業を完了済みとする虚偽の報告書を08〜11年度に作り、国と県から補助金計約1億3700万円を不正受給していたことが分かった。市教委は不正に伴う加算金を含め約1億7000万円を国などに返還する方針。

 15年度までの予定で行っている「甲斐国分寺跡等整備事業」。史跡周辺の用地を買い取り、家屋や樹木などを撤去して更地にし、発掘調査を進めている。

 市教委文化財課によると、不正受給の内訳は国補助金が1億2350万円、県補助金が1370万円。同課の40代男性職員(当時)が毎年度、更地にする事業が予定の年度内に終わったとする報告書を作成、別の土地の写真を添付するなどして完了を装っていた。職員は「年度内に事業を終わらせないと、次年度に影響が出ると思った」と話しているという。

 昨年10月にあった会計検査院による検査などで不正が発覚。返還額が先月下旬に確定した。倉嶋清次市長は「市政への信頼を失墜させ深くおわびする」とコメント。近く外部識者らでつくる第三者委員会を設置して不正の経緯を調べる。【屋代尚則、春増翔太】

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