佐世保実業高野球部で暴行、「事故」と虚偽報告
読売新聞 2013年10月2日(水)12時26分配信
今夏の全国高校野球選手権大会で甲子園に出場した私立佐世保実業高校(長崎県佐世保市)野球部で昨年8月、3年生の元部員が1年生の部員を殴って骨折させ、清水央彦監督(42)と部長の高田洋介教諭(39)が学校に「練習中の事故」と虚偽報告していたことが、同校への取材で分かった。
1日付で清水監督は監督と非常勤講師を辞職、高田教諭も部長を退いた。
佐世保実業高によると、清水監督は、退部を申し出た1年生部員について、引退した直後の3年生の元部員に「殴ってでも退部を考え直させろ」と指示。昨年8月31日夕、グラウンド内で元部員が1年生部員の顔を3回殴った。1年生部員はあごの骨を折り、約1か月半入院した。
清水監督はけがをした1年生部員の母親に「練習中に打球が当たってけがをしたことにしてほしい」と依頼。高田部長が学校に虚偽報告した。