少女の自殺の手助けをしようとした疑いで福島市の36歳の男が再逮捕されました。男はこれまで男女3人の自殺を手助けしたなどの罪で起訴されていて、警察が詳しく調べています。 未成年者誘拐、不同意性交等、自殺幇助未遂の疑いで再逮捕されたのは、福島市永井川の無職、岸波弘樹容疑者です。 警察によりますと、岸波容疑者は2024年7月に自殺を考えていた未成年の少女を車で連れ回すなどし、喜多方市内の山中でわいせつな行為をしたなどの疑いが持たれています。 現場で少女が自殺を思いとどまり、その後、警察に届け出ました。 調べに対し「間違いがあるので一部否認します」と供述しているということです。 捜査関係者によりますと、岸波容疑者はSNSで自殺願望をほのめかす投稿をしていた少女に「一緒に自殺しませんか？」と接触し、自殺志願者を装っていたとみられています。 岸波容疑者は、これまでSNSで「自殺を手助けする」などと接触し、田村市と喜多方市で男女3人の自殺を手助けしたなどとして、逮捕・起訴されています。 捜査関係者によりますと、岸波容疑者はSNSで他の人物とも同様のやり取りをしていたとみられ、警察が詳しい調べを進めています。