個人情報:久慈市立小女性教諭、児童85人情報紛失 USBメモリー持ち出す /岩手
2010年2月13日13時0分配信 毎日新聞
久慈市教委は11日、市立小学校に勤務する女性教諭(41)が、07〜09年度に同校に在籍した児童85人の個人情報が保存されたUSBメモリー1個を紛失したと発表した。12日、久慈署へ遺失物届を出した。
市教委によると、メモリーには児童の名前、生年月日、住所、電話番号、保護者名が載った名簿や、教諭が担任した児童の生活態度や欠席状況などのデータもあった。昨年12月28日、教諭が自宅で仕事をしようと筆箱に入れて持ち帰り、今年1月3日に紛失に気づいた。教諭は翌日、副校長に報告した。捜したが見つからず、11日夕に同校で保護者会を開き謝罪、公表した。
市教委は取り扱い要領でパソコン内の情報の持ち出しや外部機器へのデータ保存を禁止している。末崎順一教育長は「広く信頼を失う結果となった。信頼回復に努める」と談話を出した。【狩野智彦】
2月13日朝刊